こんにちは!ソコスモの谷村です!
今回は、初期費用についてのお話です。
せっかくお引っ越しをするなら、初期費用はなるべく安く抑えたいですよね!
敷金礼金なしの物件なら、およそ家賃2ヶ月分のお金を節約できます。
しかし、敷金礼金がなくなる仕組みは知っておくべきです。
初期費用が安い理由を知らないと、入居後に後悔することも・・・。
そこで、今回は
敷金礼金なし物件のメリット・デメリットを解説いたします!
目次
そもそも敷金礼金なしとは
敷金とは大家さんに預けるお金のこと
敷金とは、退去費用などに備えて大家さんに預けておくお金です。
主に、室内の修繕費用に充てられます。
入居者はお部屋を出るときに、「原状回復義務」があります。入居者が付けてしまった傷や汚れは入居者の負担で直さなければなりません。
基本的に家賃滞納などのトラブルが無い限り、修繕にかかったお金を差し引いた金額が戻ってきます。
敷金の相場は1~2ヶ月分です。敷金無し物件の場合、初期費用として先に「退去時クリーニング代」を払うケースが多いです。
敷金から充てられる費用の例
・退去時のクリーニング代
・原状回復費用
・家賃の滞納分
・退去時の違約金
・その他入居者が負担すべき費用
クリーニング代や原状回復費用のほかにも、敷金から差し引かれる費用はあります。
代表的なのは家賃の滞納分です。
家賃の未納分があれば、入居中もしくは退去時に精算します。
入居者に負担すべき費用を払ってもらえなかったとき、大家さんは泣き寝入りするしかありません。入居者の未払いリスクに備えて、敷金を預けてもらっています。
礼金とは大家さんに払うお金のこと
礼金とは、入居させてもらうお礼として大家さんに払う謝礼金です。
相場は家賃1か月分で、礼金は返金されないのが特徴です。
礼金は昔からの習慣の名残で、上京する子供の親が、お世話になる謝礼として大家さんに渡していた説が有名です。
現代では、入居者にメリットがないので「礼金なし」で探す人は多いです。
敷金礼金なし物件が存在する理由
空き家が増加しているため
敷金礼金なしで募集される理由としては、空き家が年々増えていることが関係しています。
総務省のデータによると、総住宅数に占める空き家の割合は13.6%と過去最高となっており、さらに空き家のの内「賃貸用の住宅」がの割合は50.9%と約半分を占めているのです。
敷金礼金なしで募集する大家さんは「一刻でも早く入居者を見つけたい」と考えているからでしょう。
大家さんも家賃収入がないとローンの返済が出来ず、生活が苦しくなってしまうからです。
条件が悪い物件のため
敷金礼金なしの物件の特徴
・駅から遠い
・築年数が古い
・設備が古い
・住環境が悪い など
敷金礼金なし物件は、条件があまり良くないという特徴があります。
駅徒歩20分以上や、築年数が35年以上などのお部屋です。条件の悪さから空室期間が長くなっている物件も多いです。
大家さんは「空室が続くよりは早く入居してほしい」と考え、敷金礼金なしで募集するケースがあります。
生活環境よりも、家賃の安さを求める人には向いています。
保証会社に加入するため
保証会社とは、入居者が滞納した家賃を一旦立て替えてくれる会社のことです。
退去費用の未納分にも対応してくれます。
大家さんは入居者の滞納を心配しないで済むため、安心して敷金礼金なしで物件を募集できるのです。
注意点としては、保証会社に加入するには審査に通る必要があります。
本人の年収などから、家賃の支払い能力などをチェックされます。審査に落ちるとお部屋は借りられません。
※保証会社に立て替えてもらった分は、後で返済しなければなりません。払わなくても良い訳ではありません。
敷金礼金なしなら初期費用を抑えられるメリットがある
家賃80,000円の初期費用の例 | ||
内訳 | 敷金礼金あり | 敷金礼金なし |
敷金 | 80,000円 | 0円 |
礼金 | 80,000円 | 0円 |
仲介手数料 | 88,000円 | 88,000円 |
前家賃 | 80,000円 | 80,000円 |
日割り家賃(15日入居の場合) | 40,000円 | 40,000円 |
火災保険料 | 18,000円 | 18,000円 |
保証料 | 40,000円 | 40,000円 |
鍵交換代 | 19,800円 | 19,800円 |
オプションサービス | 16,500円 | 16,500円 |
合計 | 462,300円 | 302,300円 |
賃貸の初期費用は家賃4.5~5ヶ月分かかると言われています。敷金や礼金といった、家賃をもとに計算される項目が多いです。
敷金礼金なしのメリットは初期費用を大きく抑えられる点です。家賃8万円で敷金礼金ありの物件と比べると、約16万円節約できることが分かります。
浮いたお金で、家具家電を購入したり、引っ越し費用に回せたりしますね。
予算が厳しい人には、メリットとなります。
敷金礼金なし物件はメリットだけではない
敷金礼金なしの5つのデメリット
退去時に大金を用意する必要がある
入居時に敷金を預けていない場合、退去時に大金を用意しなければなりません。
室内のクリーニング代や修繕費を実費で精算するからです。
敷金なしの物件を借りた人のなかには、退去費用の金額を恐れて必要以上に慎重に暮らす人もいます。
敷金を預けておけば、退去費用に備えられる安心感があります。
類似物件より家賃が高いケースがある
敷金礼金なし物件は、家賃相場や類似物件より家賃が高いケースがあります。
家賃が高いと入居後の生活が苦しくなりやすいです。お部屋探しの時は、初期費用と家賃をバランスよく決めるのが大切です。
特約で短期解約違約金が設定されている
短期解約違約金とは、短期間で退去したときにかかる違約金です。
「2年以内に引っ越すと家賃1ヶ月分を払う」といったペナルティです。
入居期間が長いほど、大家さんは安定した家賃収入を得られます。礼金なしで契約できる代わりに、
早く退去するときは違約金を払うという内容で契約します。
お部屋探しの幅が狭まる
敷金礼金なしに条件を絞ると物件数が大きく減ります。
敷金礼金なしの条件にこだわりすぎるとお部屋が決まりにくいです。
希望に合う物件数が減ってしまい、なかなかお部屋が決まらない恐れがあります。
シーズンで募集条件が変わりやすい
「敷金礼金なし」という募集条件は時期によって変りやすいです。1月~3月の繁忙期だと数は少なくなります。
引っ越しシーズンなら、条件を緩めなくても入居希望者が現れやすいからです。
一方で閑散期は引っ越す人が減るので、敷金礼金なし物件が増え始めます。
敷金礼金なしにこだわるよりトータルの初期費用を下げた方が良い
トータル初期費用を下げるコツ
礼金を下げられないか交渉をする
礼金ありの物件でも交渉して安くしてもらうのも手です。
礼金が1ヶ月分なら、0.2ヶ月~半額分ほど値下げできるケースもあります。
大家さんにとって、メリットと感じやすい交換条件があると良いです。
「値下げ出来たら必ず契約する」「最低でも4年間は住む」などです。
仲介手数料が安い不動産屋を選ぶ
仲介手数料は家賃1ヶ月分が相場ですが、半額~無料で契約できる不動産屋も存在します。
ネット上に公開されている物件のほとんどは、別の不動産屋でも紹介できます。
なるべく仲介手数料が安い不動産屋を選ぶと良いでしょう。
フリーレント付き物件を選ぶ
フリーレント付き物件とは、一定期間の家賃を免除してもらえる物件のことです。
入居日から2週間~1ヶ月ほどの家賃がかからないので、日割り家賃分の初期費用を抑えられます。
新居の家賃がしばらくかからなければ、今の家との二重家賃を心配せずに済みます。
不要なオプションサービスを外す
不動産屋が案内するオプションサービスを断れば、初期費用を約3万円節約できます。
主なオプションサービスは、夜間などの緊急時に駆けつける「24時間サポート代」や
入居前のお部屋を消毒する「消臭消毒代」などです。
なかには便利なサービスもあるので、内容を確認してから判断しましょう。
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